【出雲大社】神話が息づく神々の集う聖地！ご利益と正しい参拝方法

出雲大社（いずもおおやしろ / いずもたいしゃ）は、日本の神話と歴史が息づく神秘的な聖地です。縁結びの神様として有名ですが、実はそれ以上に奥深い魅力があるんです。

皆さん、出雲大社について「縁結び」以外に何か知っていますか？実は、日本の成り立ちに関わる重要な神社なんです。

今回は、そんな出雲大社の隠れた魅力やご利益、知られざる歴史、そして正しい参拝方法までじっくりとお伝えしていきます。

きっと、あなたの知らない出雲大社の姿が見えてくるはずです。

出雲大社：神々が集う神秘の聖地

出雲大社は、単なる観光地ではありません。日本の神話の中心地であり、神々が集う特別な場所なんです。その歴史は遥か昔にさかのぼり、日本の国づくりにも深く関わっています。

神々の国・出雲の中心

出雲大社は、島根県出雲市にある日本を代表する神社の一つ。

「神々の国」と呼ばれる出雲地方の中心的存在で、日本神話の重要な舞台となっています。実は、出雲地方には出雲大社以外にも多くの由緒ある神社が点在しています。それらの神社も含めて、この地域全体が神々の国と呼ばれているんです。

出雲大社の創建は神代（かみよ）とされ、正確な年代は分かっていません。しかし、日本最古の歴史書『古事記』や『日本書紀』にその由来が記されているほど、古い歴史を持つ神社です。

想像してみてください。何千年もの間、人々の祈りと信仰が積み重なってきた場所。その歴史の重みを感じると、なんだかゾクゾクしませんか？

旧暦10月は神在月（かみありづき）

出雲地方の面白い特徴の一つが、旧暦10月の呼び方です。

普通は「神無月（かんなづき）」と呼びますが、出雲地方では「神在月（かみありづき）」と呼ぶんです。これは、全国の神様が出雲に集まってくるからです。

神在月の由来には諸説ありますが、最も広く知られているのは次のような説です。

全国の神々が出雲大社に集まり、人々の縁や運命について話し合いをする。そのため、他の地域では神様がいなくなる「神無月」となり、出雲では神様が集まる「神在月」となるというわけです。

この説には歴史的な裏付けがあるわけではありませんが、古くから伝わる言い伝えとして、多くの人々に親しまれています。神様たちが集まって、私たちの運命を決めている…なんだかロマンを感じませんか？

神迎神事（かみむかえしんじ）

神在月には、「神迎神事」という神事が行われます。これは、全国から集まってきた神々を出雲大社まで案内する儀式です。

具体的には、出雲大社の西約1キロにある稲佐の浜で神々を迎え、そこから大社まで案内します。

神迎神事は毎年旧暦10月10日の夕刻に行われます。浜辺に注連縄が張り巡らされ、神々を先導する龍蛇神（りゅうじゃしん）、神の依り代となる神籬（ひもろぎ）が配置されます。

そして、御神火が焚かれる中、厳かな雰囲気の中で神事が執り行われるんです。

残念ながら、この神事を一般の人が間近で見ることはできません。しかし、神事が行われる時間帯に稲佐の浜を訪れると、その神秘的な雰囲気を感じることができるかもしれません。

想像してみてください。夕暮れ時の浜辺で、目に見えない神々が集まってくる様子を…。

出雲大社に祀られている神様：大国主大神

出雲大社の主祭神は、大国主大神（おおくにぬしのおおかみ）です。この神様、実はすごい経歴の持ち主なんですよ。

国造りの神様

大国主大神は、日本の国土を作ったとされる神様です。

『古事記』によると、大国主大神は荒れ地だった日本列島を豊かな国土に変えたとされています。つまり、私たちが今住んでいる日本を作ってくれた神様なんですよ。

国造りの過程では、多くの苦難があったとされています。例えば、兄弟神たちに何度も殺されそうになったり、異界である根の国（ねのくに）に追放されたりしました。

しかし、そのたびに知恵と勇気で乗り越え、最終的に国を作り上げたんです。

この物語には、困難に立ち向かう勇気や、諦めない心の大切さが込められているように感じませんか？私たちの人生も、時には大変なことがあるかもしれません。

でも、大国主大神のように諦めずに頑張れば、きっと道は開けるはず。そんなメッセージが込められているような気がします。

縁結びの神様

大国主大神は、縁結びの神様としても有名です。これは、大国主大神の別名「八千矛（やちほこ）の神」に由来しています。

「八千」は「たくさん」を意味し、「矛」は男性を表すとされています。つまり、たくさんと関わりを持った神様、という意味なんです。

でも、ここで言う「縁結び」は恋愛だけじゃないんです。人と人との縁、仕事の縁など、あらゆる縁を結んでくれるんです。

例えば、新しい友人ができたり、思わぬ仕事のチャンスが訪れたり…。そういった出会いや機会も、大国主大神が結んでくれた縁かもしれません。

縁結びの神様として大国主大神にお参りする時は、単に恋愛成就を願うだけでなく、人生全体の良い縁を結んでもらえるよう祈るのがいいかもしれませんね。

医療・薬の神様

実は大国主大神、医療や薬の神様でもあるんです。これは、大国主大神が兎（うさぎ）を助けたという神話に由来しています。

『古事記』に登場する「因幡の白兎（いなばのしろうさぎ）」の話では、大国主大神が皮を剥がれて苦しんでいた兎に、川で体を洗い、蒲（がま）の穂綿をかぶせるよう教えます。その方法で兎は傷が癒えました。

この話から、大国主大神は医療や薬の知識を持つ神様として崇められるようになりました。現代でも、病気平癒や健康祈願のために大国主大神を祀る神社にお参りする人は多いんです。

健康面でも私たちを守ってくれている大国主大神。ありがたいですよね。病気になった時はもちろん、日頃の健康維持のためにも、大国主大神にお参りするのもいいかもしれません。

出雲大社のご利益：すごいんです！

出雲大社のご利益って、本当にすごいんです。縁結びだけじゃないんですよ。様々な面で私たちの人生を豊かにしてくれる可能性があるんです。

縁結び

やっぱり外せないのが縁結びのご利益。恋愛はもちろん、人間関係全般の縁を結んでくれます。でも、ここで大切なのは、ただお参りするだけじゃダメだということ。

縁結びのご利益を得るためには、自分も努力する必要があります。例えば、新しい出会いの機会を積極的に作ったり、人とのコミュニケーションを大切にしたり。

そういった行動と、神様のご加護が合わさって、素敵な縁が結ばれるんです。

ある方の体験談を紹介しましょう。

Aさん（30代女性）は、長年恋愛から遠ざかっていました。友人に誘われて出雲大社に参拝した後、「せっかくだから」と婚活パーティーに参加。そこで運命の人に出会い、今では幸せな結婚生活を送っているそうです。

神様のご加護と自身の行動が合わさった、素敵な縁結びのストーリーですね。

家内安全

家族の安全や幸せを守ってくれるご利益もあります。これは、大国主大神が国造りの神様であることに関係しています。国を作り、守るように、私たちの家庭も守ってくれるんです。

家内安全のご利益を求めて出雲大社に参拝する際は、家族みんなで行くのがおすすめです。家族の絆を深める良い機会にもなりますよ。

ある家族の体験談を聞いたことがあります。毎年、出雲大社に家族で参拝することを習慣にしているそうです。

その年の感謝を伝え、来年の安全を祈る。そうすることで、家族の絆が深まり、何かあった時も乗り越えられる力をもらえるそうです。素敵な習慣ですよね。

商売繁盛

商売人やビジネスマン必見！商売繁盛のご利益もあるんです。これは、大国主大神が国を豊かにした神様であることに由来しています。

商売繁盛を願う際は、単に「儲かりますように」と祈るだけでなく、具体的な目標や、そのために自分が何をするかをしっかり考えてお参りするのがいいでしょう。

神様は、努力する人を応援してくれるはずです。

実際に、出雲大社に参拝した後、事業が上手くいき始めたという経営者の方もいます。もちろん、経営努力あってのことですが、神様のご加護も大きかったそうです。

皆さんも、仕事で悩んだ時は、出雲大社に相談してみるのもいいかもしれませんね。

出雲大社参拝のタブー：知らないと恥ずかしい

出雲大社を参拝する時、知っておくべきタブーがあります。これを知らないと、ちょっと恥ずかしい思いをするかも…。

でも大丈夫！ここでしっかり学んでおけば、安心して参拝できますよ。

参拝方法は「二礼四拍手一礼」

出雲大社では、一般的な「二礼二拍手一礼」ではなく、「二礼四拍手一礼」が正しい参拝方法です。

でも、なぜ出雲大社だけ違うの？って思いますよね。実は、これには理由があるんです。

出雲大社では、神様との対話を大切にしています。二回の拍手で神様を呼び、さらに二回の拍手で神様の返事を聞く。そんな意味が込められています。

初めて行く人は緊張して間違えちゃうかもしれません。でも、大丈夫。神様は気持ちが大切だと思います。

たとえ間違えても、真摯な気持ちで参拝すれば、きっと神様は受け入れてくれるはずです。

注連縄にお賽銭を投げない

出雲大社の拝殿と神楽殿には巨大な注連縄（しめなわ）がありますが、ここにお賽銭を投げるのは厳禁です。神様に失礼になっちゃいますからね。

この巨大な注連縄、重さは約5トン、長さは約13メートルもあります。3年に一度、地元の人たちの手で新しく作り替えられます。こんな大きな注連縄、他ではなかなか見られませんよね。

でも、その大きさに圧倒されて、つい「お賽銭を投げ入れたら、願いが叶うんじゃない？」なんて思っちゃダメ。注連縄は神様の領域と人間を区切る境界線です。

そこにお賽銭を投げるのは、神様への冒涜（ぼうとく：神聖な存在を侵してけがすこと）になってしまいます。

「お清めの砂」を正しく扱う

出雲大社には「お清めの砂」というものがあります。これは素鵞社（そがのやしろ）の床下から取れる砂で、持ち帰ることができる貴重なものです。

しかし、ただ持ち帰るだけではタブーとされています。

正しい頂き方は、まず自分の持っている砂を置いてから、新しい砂を頂くこと。つまり、交換するような形で頂くのが正しい作法です。

自分の持っている砂を置かずに新しい砂だけを持ち帰るのは、神様からの一方的な恩恵を求めているようで失礼にあたるんです。

おみくじは結ばない

最後に、おみくじについて。多くの神社では、おみくじを木に結ぶ習慣がありますよね。でも、出雲大社ではこれもタブーとされています。

出雲大社全体が神様のための神聖な場所であり、境内の木々にも命が宿っていると考えられているからです。むやみに木におみくじを結ぶと、木が弱る原因になりかねません。

おみくじは持ち帰って大切に保管しましょう。良い内容なら、その言葉を胸に刻んで日々の生活に活かす。悪い内容なら、それを戒めとして自分を見つめ直す機会にする。そうすることで、おみくじの本当の意味を活かすことができるんです。

出雲大社は、単なる観光地ではありません。神々が集う神聖な場所なんです。これらのタブーを意識して、敬意を持って参拝することで、きっと神様の御心に触れることができるはずです。

そして、そんな真摯な気持ちが、あなたの人生に幸せをもたらすご利益につながるのかもしれません。

出雲大社参拝の際は、これらのことを心に留めて、神様との大切な対話の時間を過ごしてくださいね。きっと、心が洗われるような特別な体験ができるはずです。

出雲大社へのアクセス・近くのホテルや宿

アクセス

出雲大社へのアクセスは、電車、バス、車など様々な方法があります。公共交通機関を利用する場合は、JR出雲市駅または松江しんじ湖温泉駅から一畑電車またはバスに乗り換える必要があります。車の場合は、山陰自動車道「出雲IC」から約10分で到着し、無料駐車場も利用できます。

電車:

• JR出雲市駅から一畑電車に乗り換え、出雲大社前駅で下車します。所要時間は約25分です。  
• 松江しんじ湖温泉駅から一畑電車で出雲大社前駅まで約1時間。川跡駅で乗り換えが必要です。
  • 一畑電車の一日乗車券は1600円です。  

バス:

• JR出雲市駅前からバスで約25分。  
• 運賃は片道470～530円です。  
• 通常は30分間隔で運行していますが、祝日などは増便されます。  

車:

• 山陰自動車道「出雲IC」から約10分。  
• 無料駐車場があります。  

出雲大社周辺のホテル・宿

出雲大社周辺には、様々な宿泊施設があります。

竹野屋旅館

●出雲大社正門前まで徒歩1分！神々の国への玄関宿

チェックイン前やチェックアウト後も駐車場利用OK！
口コミ件数 54
口コミ評点 4.7

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• 住所 699-0711 島根県出雲市大社町杵築南８５７
• 交通案内 車／中国自動車道から、山陰自動車道で出雲方面へ～斐川IC～斐川ICより、出雲大社方面へ20分 車以外／出雲縁結び空港より空港連絡バス利用
• チェックイン 15:00～
  チェックアウト 10:00
• 参考料金 8000円～

月夜のうさぎ

★日本海の海の幸を豪華バイキングで堪能★出雲大社までは徒歩8分
縁結びで有名な出雲大社正門まで徒歩8分♪
良質な天然温泉を広々とした大浴場と貸切風呂でご堪能下さい！
夜鳴きそばや湯上がりサービス、貸切風呂など無料のおもてなしも充実♪
口コミ件数 161
口コミ評点 4.6

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• 住所 699-0721 島根県出雲市大社町修理免字本郷１４４３－１
• 交通案内 車／名神高速→中国自動車道→米子自動車道→山陰自動車道～出雲ＩＣ～県道431号線を北上　約15分 車以外／飛行機：伊丹空港→出雲空港　ＪＲ：大阪駅→岡山駅→出雲市駅
• チェックイン 15:00～
  チェックアウト 11:00
• 参考料金 15400円～

NIPPONIA 出雲大社 門前町

凛と和らぎ、風土薫る美食の宿
厳かな雰囲気の中にもどこか親しみを持って安らげるこの空間で、山陰の豊かな食材を用いたフランス料理と心尽くしのサービス。いつもと違うようでどこか懐かしい、上質な非日常。
口コミ件数 15
口コミ評点 4.8

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• 住所 699-0711 島根県出雲市大社町杵築南１３５９－１
• 交通案内 出雲大社前
• チェックイン 15:00～
  チェックアウト 10:00
• 参考料金 15000円～

いにしえの宿 佳雲

出雲大社まで徒歩８分！夕食・朝食共に4.5の高評価★
天然の自家源泉「大社の湯」と山陰名産を味わうお食事
神話の国出雲で贅沢な寛ぎを

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口コミ評点 4.4

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• 住所 699-0721 島根県出雲市大社町修理免字本郷１４４３－１
• 交通案内 車／名神高速→中国自動車道→米子自動車道→山陰自動車道～出雲ＩＣ～県道431号線を北上　約15分 車以外／飛行機：伊丹空港→出雲空港　ＪＲ：大阪駅→岡山駅→出雲市駅
• チェックイン 15:00～
  チェックアウト 11:00
• 参考料金 14300円～

界 出雲

　喧噪を離れて過ごす癒しの温泉宿
世界遺産石見銀山近くの山と川に囲まれた一日2組限定の田舎の温泉宿。上質な料理とお風呂をご堪能下さい。物部神社まで徒歩3分。石見銀山まで車15分。しまね海洋館アクアスまで車50分。出雲大社まで車50分
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出雲大社周辺の観光スポット

出雲大社周辺には、以下のような観光スポットがあります。

• 稲佐の浜
  日本百景にも選ばれている海岸。夕日の名所としても知られています。 国引き神話に登場する「薗の長浜」もあります。  
• 島根ワイナリー
  地元のぶどうを使ったワインを製造しています。  
• 出雲日御碕灯台
  東アジアで最も高い灯台。海岸線の景色を一望できます。  
• 島根県立古代出雲歴史博物館
  出雲大社の歴史や、かつて高さ48メートルもあったとされる神社の模型など、多くの展示があります。 入場料は2200円、外国人登録証またはパスポートを提示すると1100円です。 館内にはカフェとショップもあります。 八雲駅から博物館までは無料のミニバスが1時間ごとに運行しています。  
• 日御碕神社
  縁結びの神様として知られています。  
• 浜山公園
  季節の花々を楽しめる公園です。  
• 弥生の森博物館
  3世紀のこの地域の支配者の古墳群や出土品、歴史について学ぶことができます。  
• 鰐淵寺
  かつて多くの僧侶が修行した山奥の寺院です。滝の裏側に隠されています。  
• 須佐神社
  日本有数のパワースポットと言われています。向かい側には天照大御神を祀る天照神社があります。  
• 神門通り
  70以上の飲食店や小売店が並ぶ商店街です。  

Q&A

まとめ：出雲大社は神話が息づく神々の集う聖地

出雲大社は、単なる観光地ではありません。日本の神話と歴史が息づく、神秘的な聖地です。大国主大神を主祭神とし、縁結びだけでなく、家内安全や商売繁盛など、様々なご利益をもたらしてくれます。

参拝の際は、「二礼四拍手一礼」の作法や、注連縄へのお賽銭投げ禁止など、いくつかのタブーに注意が必要です。これらを守ることで、より深い神様との対話ができるでしょう。

また、旧暦10月の「神在月」には、全国の神様が集まるとされています。この時期の参拝は、特別な体験になるかもしれません。

出雲大社は、私たちに神秘的な体験と心の安らぎを与えてくれる、特別な場所です。歴史や神話を知れば知るほど、その魅力は深まります。

ぜひ一度、出雲大社を訪れてみてください。きっと、あなたの人生に新しい風が吹くはずです。神様との出会いが、あなたを待っているかもしれません。

そして、参拝後も出雲大社との縁を大切にしてください。お守りや御朱印を大切にしたり、日々の生活の中で感謝の気持ちを忘れずにいることで、神様のご加護はより強くなるはずです。

出雲大社との縁が、あなたの人生をより豊かなものにしてくれることを願っています。